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四季折々の花が咲き誇る持光寺

尾道・持光寺を歩きながら感じたこと

尾道の坂道を登り、西土堂の高台へ向かいました。
街中の人の声や車の音が、少しずつ背後に遠のいていき、足音だけが残っていきます。その流れのまま現れるのが、持光寺です。山門の前に立った瞬間、無意識に歩く速度が落ちていました。

持光寺 花

持光寺は、平安時代の**承和年間(834〜848年)**に、慈覚大師によって草創されたと伝えられています。千年以上という時間を経ていることを意識しながら境内に入ると、派手さはないものの、落ち着いた空気が一貫して流れているのが分かります。観光地として整えられすぎていない点も、この寺の印象を深めています。

境内の入口にあるのが、36枚の花崗岩で造られた石の門です。
「延命の門」と呼ばれ、くぐると寿命が延びると伝えられているそうですが、実際にその下を通ると、自然と背筋が伸びます。何かを願うというより、今ここに立っている自分の時間を意識させられる感覚に近いものがありました。

本堂に入ると、五劫思惟阿弥陀如来が静かに安置されています。
元禄15年(1702年)に迎えられたこの仏像は、大仏師・法橋安清の作と伝えられ、高さは約1メートル5センチ。長い思索を象徴するその姿は、視線を向けているうちに気持ちが落ち着いてくるのが分かります。言葉で語りかけてくる存在ではなく、黙って向き合う時間を与えてくれるような印象です。

持光寺 にぎり仏

持光寺で体験したにぎり仏も、強く記憶に残っています。
粘土を手に取り、形を整える作業は想像以上に静かな時間でした。上手く作ろうと意識するほど手が止まり、無心で触れていると自然と形になっていきます。完成した小さな仏は、出来栄え以上に、その時間そのものを思い出させてくれる存在になっています。

訪れたのは梅雨の時期で、境内にはあじさいが咲いていました。
石段や木々の間に広がる青や紫の花は、華やかすぎず、境内の雰囲気によく馴染んでいます。「あじさい寺」と呼ばれる理由が、歩きながら自然と伝わってきました。春にはしだれ梅や白もくれんも咲くと聞き、季節を変えて訪れたくなります。

持光寺は、写真を撮って次へ向かう場所ではありません。
境内を歩き、手を合わせ、しばらく立ち止まる。その時間を含めて、ひとつの体験として残る寺です。

参拝を終えたあとは、少し足を伸ばし、尾道の余韻をそのまま受け止められる場所で過ごしてみるのもひとつの選択です。
寺で静かに整えた心を、そのまま保ちながら、景色や空気に身を委ねる時間は、旅をより深く印象づけてくれます。

尾道という町は、歩き、立ち止まり、そして休むことで、その魅力がよりはっきりと立ち上がってきます。
持光寺で過ごした静かなひとときの続きとして、ヴィラ asterisk ONOMICHIにて、ゆったりとした時間をお過ごしいただいてはいかがでしょうか。

持光寺
〒722-0032
広島県尾道市西土堂町9-2
※参拝時間・定休日・休業日につきましては、事前に公式ホームページをご確認ください。

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